米国におけるHRテック

米国では日本のような経済的衰退が起こっていません。

その理由は、HRテックの導入によって、イノベーションを起こせる人材を常に採用してきたからです。米国の企業はスピード感に溢れ、多様で国際的です。それは、世界中から優秀な人材を雇っているからこそ、実現されるのです。日本より早くHRテックの重要性に気付いていた米国が勝ち抜けるのは当然のことだったと言えます。

日本も遅れてはいますが、少しでも追いつけるように早くHRテックを導入すべきなのです。大企業ではこのHRテックが既に導入されており、新卒採用にも使われています。

大企業ともなると、膨大なエントリーシートが届きますが、それらを一々人間が読み込んでいては、いつまで経っても採用選考が終わりません。AIにエントリーシートの読解と分析を任せることで、選考の効率は一気に進み、また真に優秀な人材だと見抜けるようになりました。デジタル選考はもはや人間よりも観察眼が鋭くなっているのです。もちろんHRテックは採用選考だけでなく、配属や育成、評価にも使われています。大企業がHRテックを導入した影響は、中小企業にも及んでいます。新卒一括採用に拘っていた会社が、徐々に職務別の採用に切り替えつつあるのです。職務別の採用とは、募集時に職務の具体的な内容を示し、それに応じてくれた人の中から採用するというものです。

中途採用の性質を新卒に取り入れた採用方法とも言えますが、実はHRテックが関係しています。HRテックの導入で分かったのは、入社後に育ててから配属先を決めると言う方式が、非常に効率の悪いやり方であるということです。中小企業の中でもこの事実に気付いた会社は、すぐにHRテック型の採用方法を選ぶようになったのです。

HRテックの仕事について、もう少し具体的に説明しましょう。

最初に採用で用いますが、この時、応募者の行動特性を読み取り、多面的な評価を行います。次に育成で用いられます。個々の社員の習熟度、志向から、個別の研修メニューを提案します。HRテックは配属でも活用されます。社員の適性、評価から業務特性を定量化し、部署ごとの相性の程度を弾き出します。また、配属先で積み上げる実績を評価します。

以上のような仕事を全てHRテック一つでこなすわけですから、人事の仕事は人間に任せる必要が無くなっているのです。

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